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離れていても

「今日どうしたの?」



「すごかったでしょ?」



「うん…(笑)」



私が心細く思ってたのを

知ってか知らずか、

この日の彼は何度も

私を熱くさせた。



私は正直、質なんてどうでもいい。

好きな相手なら触れられるだけで反応する。



彼の唇の感触、筋肉、視線、声、汗、

彼の全てが独り占めできればそれでいい。

出来るだけ長く一緒にいれたらそれでいい。

ずっと二人の世界が続けばいい。



「熱いよー、誰かさんのせいで。」



帰りのエレベーターで

まだ火照って怠い体を

壁に預けた私を見て

彼は笑ってた。



「今日は頑張ったもん、俺。」



「今日は?」



「今日も、か。(笑)」



「(笑)

カッコ良かったよ♡」




帰りの車の中、

また触れたくなって彼の頰に手を添える。

添えた私の手のひらに彼がキスをする。



連休中の予定を話し始めて

遠回しに連絡取れる日を教えてくれた。



離れていてもずっと一緒に

生きていくと前に話した事を

私は思い出していた。









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